仮想通貨大暴落でガクブルな皆さんこんにちは、仮想通貨プロブロガーのタラレバです。
2018年に入り、世界各国では仮想通貨を規制する流れが一段と強まりました。
コインチェック事件やテザーショックも起きて、仮想通貨投資へのリスクがさらに表面化し、価格は下落の一方。一時は200万円を越えていたビットコインの価格は、2018年2月7日現在90万円にまで下がっています。
さて、仮想通貨投資を行う上で、各国の仮想通貨規制の現状を把握しておくことは重要でしょう。
特に、市場占有率が高い国での規制は、市場に与える影響が大きいです。
という訳で、ビットコインを禁止にしている国や、世界の仮想通貨規制の流れを見ていきましょう。
ビットコインを禁止にしている国
※2018年2月現在
- ネパール
- インドネシア
- アイスランド
- ボリビア
- バングラデシュ
- モロッコ
私が確認した所、上記6カ国では仮想通貨の所持や利用などが全面的に禁止されています。
これらの国で仮想通貨を利用すると逮捕される可能性あり。
特にネパールでは、仮想通貨取引所を運営していたとして、7人の取引事業者が逮捕されています。
This week seven individuals were arrested for running illegal bitcoin exchange operations in Nepal. According to Nepal’s Central Investigation Bureau (CIB), the suspects were trading bitcoins without authorization and the agency’s Deputy Superintendent of Police (DSP), Jeevan Kumar Shrestha says this is one of the first cryptocurrency arrests of this magnitude.
出典:Bitcoin Illegal in Nepal? Police Arrest Seven Individuals for Trading Operations
旅行でネパールに行った際にビットコインを持っていくのはリスクが高いので、やめましょうね。
海外旅行好きでビットコイナーの方は注意しましょう。
ビットコインを規制(一部禁止)している国
※2018年2月現在
国一覧 | 規制対象 |
中国 | ICO、マイニング、取引所運営 |
韓国 | 取引にて無記名口座の使用禁止 |
ロシア | 仮想通貨取引禁止を示唆 |
インド | 決済システム禁止を示唆 |
インドネシア | 仮想通貨売買や取引禁止の発表 |
タイ | バーツ交換のみ適法 |
ヨルダン | 業者間での仮想通貨取引の禁止 |
レバノン | 金融機関、取引所の仮想通貨禁止 |
マレーシア | 仮想通貨取引の規制を示唆 |
ベネズエラ | マイニングの一部規制 |
ブラジル | ファンドによる仮想通貨投資の規制 |
中国においては仮想通貨全面禁止の流れとなっており、取引所運営などはかなり危うい状況になっています。
同紙が関係者の話を元に独占レポートとして伝えたところによると、中国の規制当局は「国内外のICOと仮想通貨取引に対し、一連の規制措置を取る。これには商業拠点の取締、国内外の仮想通貨取引プラットフォームサイト等の取締りと処置を含む」という。違反する企業や団体に関しては「見つけ次第これを閉鎖させる」としている。さらに、状況によっては更なる規制措置を取る可能性も排除しないという。
中国の仮想通貨取引所「BINANCE」や「Huobi」は既に規制の緩い日本進出の動きを見せています。
昨年までは仮想通貨市場の大部分を占めていた中国ですが、規制の影響で現在仮想通貨の流通量は大分減ってきていますね。
韓国においても、非韓国人の取引所への入金禁止が促されていたり、仮想通貨取引で無記名口座の利用が禁止されていたりと、一部の規制があります。
[ソウル 23日 ロイター] – 韓国の金融規制当局は23日、仮想通貨を取引する際の無記名預金口座の利用を1月30日から禁止すると発表した。仮想通貨が資金洗浄(マネーロンダリング)などの犯罪に利用されるのを防ぐのが狙い。
また、インドでは仮想通貨決済の全面禁止(違法)にする流れとなっています。
【速報】
インド政府が仮想通貨での決済を全面禁止(違法)にする動き政府は仮想通貨を合法通貨とは認めない
決済は禁止にする動きだが、全面禁止にはしない方針India’s Government Ramps Up Scrutiny of Cryptocurrency Payments https://t.co/aFF6IxyKgs
— タラレバ@仮想通貨プロブロガー (@bitcoinjpnnet) 2018年2月7日
インドの仮想通貨規制のニュースが出た際には市場が大暴落しましたね。
ビットコインを規制していない国
※2018年2月現在
- 日本
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- カナダ
- シンガポール
- スイス
- ドイツ
- トルコ
- デンマーク
- ノルウェー
- フィリピン
- フィンランド
- ベトナム
- イスラエル
一部規制を示唆する動きもありますが、今のところ全く問題なく仮想通貨を利用できるのが上記の国です。
特にシンガポールやベトナム、フィリピン辺りは億り人の移住先としても有名ですね。日本人も多く住んでおり、住みやすいのもポイント。
我らが日本ではNEMが580億円分流失したコインチェック事件がありましたが、今のところ金融庁が各取引所に立ち入り調査しているぐらいで、仮想通貨の規制の動きはありません。麻生さんも「なんでも規制すればいいとは思わない」と言ってますしね。
「利用者保護とイノベーションのバランスを注意しながらやっていかなければいけない」と述べ、当面は状況を見極める姿勢を示した。
しかし、いつ規制が始まるか分かりませんので、上記の国に旅行に行く際も、事前に規制のニュースには目を通しておきましょう。